宮廷画家でありながら、異例の騎士の称号を手に入れたベラスケス。
そしてついに、妹であり、妻でもあるレアとの間にできた5人の子どもたちを次々と食らうという狂気に陥ってしまったのです。 後者の考え方の根拠としては、人物像のうちベラスケス、王女、マリバルボラの3人の視線が、鑑賞者の方に真っ直ぐ向けられていることが挙げられる。 現に画家が絵筆をもっているのは右手で、鏡に映った姿ではない。
本業が画家であった彼ですが、国王に気に入られていたこともあり、宮廷の行事、外交の仕事も任されていたからです。 後ろで一同を冷ややかに眺めているゴヤの目には、彼らの豪華な衣装とは対称的な空虚な内面が映っていたのです。
11この絵が描かれてから数年後にはカルロス4世の一族は崩壊しているのです。 それらは現在、バルセロナにあるの『ラス・メニーナス』室に納められている。
長じても狩りにしか興味を示さず、代わりに王妃が首相を愛人にして国政を牛耳っていました。 段々、そんな気がしてくる。
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