風邪か?」 「いや、」 「何!?あかーし風邪だって!?」 「木兎うるさい」 そんなことはない、と言おうとした台詞が木兎さんの大声に掻き消される。 「はぁ、はぁ、二人とも元気だな……」 「まだまだ打てるっス!!」 「俺も、まだいけます!!」 「……あーでも、時間も時間だし、2人とも後1本ずつでラストでいい?」 「「うっス!!」」 「影山はどうする?」 「……赤葦さんのトス、俺も打ってみたいっす……」 「うん、分かった。 166• 389• 」 さっきとはうって変わって優しい声を出した木兎さんに、後ろから抱きしめられる。
あらしのよる(兎赤)• 皆の赤葦だバカヤロー」 「どっちも違います…」 はー。 「赤葦、居る?」 次の日の昼休み、案の定木兎さんは2年の教室に乗り込んできた。 俺が木兎さんを避けたから。
6見たら何もかも白状しなきゃならない気がする。 一晩距離を置いて冷静になってみれば… 「今も、」 何でそんなに遠くにいんの。
14醜い感情が、貴方に伝わってしまわないうちに。 180• 「ひなたー!ずるいぞ、お前ばっかり!!」 「うるさい!!赤葦さんのトス打つのは俺だ!!」 わーわー騒ぐふたりと、未だに考え事をしている影山。
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