だが、誰もそんなことを気にしている余裕はなかった。
しかし、そんなことは今の響香にとってどうでもいいことだった。 崩れ落ちる魔央に向かって。
シンガポールにいる時はそれほど好きでもなかったが、最近は食べると美味しいと思える。 消耗している状態だったとはいえ、これ……………………は、頼むぜ、ま………………じ……。 「死柄木弔」 「黒霧、13号はやったか?」 「行動不能には出来たものの、散らし損ねた生徒がおりまして……1名逃げられました」 「はぁ……? 黒霧お前……あぁもう、どうしてこうも上手くいかない。
とは言ってもこっちもはっきり言ってヤバい。
『恐怖』である。 こんな温泉が何故人気なのだろう。
だがそれは、第三者によって諌められる。
轟音と共に、USJの高い天井に届かんばかりの巨大な氷塊が突如現れたのは。 嘘だろおい。