特筆すべきは計算問題であり、実質なかったといってもよいものであった。 さらに、全体を踏まえて「人物像」をまとめさせる問七には、心情を説明する場合とは異なるやりにくさも伴ったと思われる。
11大問3は空所の文補充問題。
大問4で途中の式を含めて数式を導く形式の問題が出題されたが、この大問4は恒星の明るさと等級、距離の関係式を理解していないと解けないため、差が付いたと考えられる。 大問2 珍しい翻訳文、しかも約百年前の中国社会を舞台とする魯迅の小説からの出題だったが、昨年の詩と小説の複合問題と比べれば内容的には身近かつ平易であり、受験生は取り組みやすかっただろう。 また、3つの大問すべて頻出の内容からの出題であったため、全体としてやや易化した。