このように心が震えるような大きな体験をすることは、人生の中でもそうそう多くありません。 真情 「真情」とは「本当であること」や「偽りのない本当の気持ち」のことを意味する言葉です。 つまり世の中の3人にひとりは、私のように間違った意味のままで誤用しているのです。
6同じ触れるのでも「琴線」と「逆鱗」ではえらい違いです。 (モーパッサン/新庄嘉章訳「女の一生」昭和26年) その声の振動がそのまま加藤の心の琴線をふるわすようにさえ思われた。
中国の漢文「列子」には「琴の音色を聴いている耳は、まるで私の心の中のようである」という文章が示されています。 もちろん、「触れるべきではない話題に触れる」という解釈も誤りです。
5芸術に無感動な私は、ゴッホの絵を見てもラッセンの絵を見ても、有名なクラシック音楽を聞いても「心の琴線に触れる」ことはありません。 そもそも、逆鱗に触れるの「逆鱗」とは、龍のあごの下にある逆さに生えた鱗(うろこ)のことです。
11「人の心の奥にまで届き、感動させること。 「琴線に触れる」類語と対義語は? 続いて「琴線に触れる」の類語と対義語について見てみましょう。
1伯牙(ハクガ)という琴の名手には鐘子期(ショウシキ)という親友がおり、鐘子期は伯牙が奏でる琴の音を聞いただけで、 その歌の趣意や彼の心情を理解したことから、心の底から共鳴し、感動する様子を琴線に触れると言うようになりました。 しかしこの行動とは、楽器を弾くだけなどではなく、料理をするなど相手のためにした行動全てで感じさせることができます。 そんなことが相手にできれば、相手は感動してくれますし自分がそんな経験を受ければ心が感動し忘れることはありません。
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