さて、平安に治めるこの国 日本国 の、極めて優秀な国民たちが、過って犯すであろうさまざまな罪穢、 天津罪・国津罪など、沢山の罪穢が現れるであろう。 皆さんが神社に神様をお参りに行く際に、御手水で手と口を清めるのと、祓詞は似た役割を持ちます。 笑いのある生活を送ることが、知らずに犯している自分に対する罪を祓って(はらって)いることとなるのです。
死膚断 (しにはだたち) 死んだ人の肌に傷をつけること。
また、『古事記』中巻では、仲哀天皇の崩御にあたり、『延喜式』祝詞式にのせる大祓詞の国津罪とほぼ共通する罪を列挙し大祓を行っている。
祝詞を唱えるときに大切なのは、第一声。
故、吾が身の濁穢を滌ひ去てむ」とのたまひて、則ち往きて筑紫の日向の小戸の橘の檍原に至りまして、祓ぎ除へたまふ。
(出典:デジタル大辞泉) ・ 垢離( こり) 意味:神仏への祈願や祭りなどの際、冷水を浴び身を清めること。
三貴子への分治では一度「命」に戻るが、その後「大御神」となるのは、イザナキから生まれた天照が大御神と記されることとの関係によるということ。