転移性恋愛精神科医のタブー

生き延びるためのラカン第18回転移の問題ーその(1)ー斉藤環

もっとも、モテの観点に関しては、「彼氏は居そうなのに、なぜ…？」と言われることも多いのですが、主治医への愛着やら執着の様なものがあまりに強くなっていたので、男性との機会を恋愛に発展する気があまりありませんでした。最後、三つ目としてはスーパービジョンを受けたり、事例発表をして検討したりすることだ。

恋が実らなかった場合でも、主治医はあなたのことを見捨てたのではなく、あなたへの治療を優先したのだと考えましょう。もちろん自己愛だってエロティックなものだ。

おっと、だからといってフロイトを「医は仁術」のヒト、だなんて誤解しないでくれよ。

とても驚きました。質問者様と精神科医の方がもっと早く知り合っていたなら、お二人が幸せになれただろうと思うと、現実は残酷だと思います・・・。

236）、転移と嗜癖との関係が表裏一体であることを示唆している。そのとき先生は、「好きかもしれません」といったことをおっしゃいました。看護師は医師との結婚退職が殆どであり、家庭に入って良妻賢母を期待する医師はこの手の職場結婚が大多数である。

相手にされないことがほとんどこれはラブレターを受け取った精神科医も慣れているため、ありがとう、と交わす程度です。

その恋が成就するにせよしないにせよ、恋愛感情を抱くという自分の気持ちそのものに罪悪感を感じる必要はありません。

そうなると医師は、治療者としての役目を果たせなくなり、治療者の交替が必要になります。医師やカウンセラーが患者・相談者と付き合うのはリスクが高いです。

鬱で精神的におかしかったし、クール過ぎて恐いとも感じていたくらいです。妻のエンマが「女性患者は一人残らず夫に恋します（苦笑）」と言ったほどだ。