パリのネズミからマーブルアーチの作品まで、本稿で取り上げたどの事例をとっても、場やそこに住む人々、道行く人々とのつながりが強い。 将来にわたって保護されるべき遺産として社会が認めるためには、相当の時間経過と広い社会的評価が必要なはずだ。
POW設立以降、そしてハリウッドやセレブリティに注目され始める2000年代後期から現在に至る バンクシーの成功の道筋は後世までアートの歴史に名を残すことは間違いない。 最初の投稿は2013年10月2日だ。
バンクシーを 15年以上前から追っていた筆者としては、ようやくここまでポピュラーになったかという思いで隔世の感がある。
4秘密に包まれたアーティスト ネズミの絵は、いつ描かれたものか正確にはわかりませんが、2009年にはすでにあったようで、それを2018年末に近隣住民が「バンクシーの作品では?」と都に問い合わせたことが今回の騒動につながりました。 ファンの間で最も有力とされている情報はマッシヴ・アタックのメンバーである3Dことロバート・デル・ナジャがバンクシーの正体ではないかという噂である。
2020年、更に時代が進み当時よりも表現者と観客の境目はドンドン薄れつつある。 アンディにしてもバンクシーにしても、彼らのとった手法は芸術を志す人たちからすれば禁じ手である。 2012、ロンドンの文化の旅の企画と歴史教育を事業の根幹とする「アートローグ」を立ち上げる。
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