なぜ『岩下の新生姜』は、類似品にブチ切れたのか？ ～お取り寄せ商標ブランド徹底調査（２）
しかし、商品パッケージのような工業製品は、鑑賞性よりも実用性が重視され、著作権よりも工業デザイン保護法である意匠法で保護すべき「応用美術品」であるという考え方が伝統的にあり、裁判所が著作権を認めるハードルが通常の美術作品より高いです。 一方、山本『新生姜』は木の又のようなゴツゴツした形。 （画像は添付文書１より引用） ただ、この事件では、同時に非類似と認定されたパッケージデザインもあります。
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しかし、商品パッケージのような工業製品は、鑑賞性よりも実用性が重視され、著作権よりも工業デザイン保護法である意匠法で保護すべき「応用美術品」であるという考え方が伝統的にあり、裁判所が著作権を認めるハードルが通常の美術作品より高いです。 一方、山本『新生姜』は木の又のようなゴツゴツした形。 （画像は添付文書１より引用） ただ、この事件では、同時に非類似と認定されたパッケージデザインもあります。
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（４）不正競争防止法 そこで最後に、不正競争防止法による保護を考えます。 法律が規定する「不正競争」行為として、本件で該当しそうな規定は２つあります。 まず、『岩下の新生姜』は、シャキシャキしていて、アスパラガスのように歯で噛み切れます。
地元スーパーの行脚から、調査スタートです。 味にも品種や風土の違いが出ているのでしょうか。 岩下食品と山本食品工業（以下、山本）の 『新生姜』ってそんなに似てるの？• 袋からでは分からなかったですが、ずいぶん形に違いがあり、『岩下の新生姜』は竹のように、すらっとしている。
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特に調理しなくてもそのまま２本・３本と行けそうです。 なお、この低塩・低温漬、冷蔵コンテナ輸送、冷蔵保管をシステム化した岩下食品のコールドシステム技術が評価され、2004年（平成16年）・2008年（平成20年）・2011年（平成23年）・2014年（平成26年）に栃木県フロンティア企業として認証されました。
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もしかして品種が違うのでしょうか？ ともあれ、肝心なのは「味」。 ・・・「岩下の新生姜」は、1987年の発売から30年の歴史があるロングセラー商品で、ラジオ・TV CMを通じ、全国的に宣伝されています。 １、岩下 VS 山本『新生姜』 実食比較！ そもそも新生姜は、普通の生姜と何が違うのでしょうか。
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不正競争防止法 2条1号： 他人の商品等表示（人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器若しくは包装その他の商品又は営業を表示するものをいう。
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こちらはゴリゴリとした触感で、明らかに 『岩下の新生姜』より硬い。 「類似」性について、判例は、取引の実情のもとにおいて、取引者又は需要者が、両表示の外観、称呼又は観念に基づく印象、記憶、連想等から両者を全体的に類似のものと受け取るおそれがあるか否かを基準に判断するのが相当であるとしている。
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