キューポラのある街。続・キューポラのある街未成年｜MOVIE WALKER PRESS

続・キューポラのある街未成年 : 作品情報

そして克巳はトミに雑役の手伝いを日給七百円で頼んだ。一方、埼玉鋳造に勤め始めた辰五郎は、全てオートメーション化されていると言う工場内の説明を聞きながら戸惑っていた。

近くの公園にやって来たジュンは、同行していたズクを先に帰すと、いくら過失があると言っても、小学生を泥棒に誘うなんて！と松永の息子のノッポに文句を言う。

ヨシエちゃんによろしくね〜！とジュンも手を振って叫ぶ。学校横の石塀を登って、学校の中をのぞいたジュンは、グラウンドで、女生徒たちが体操をしている所を目撃する。

とっつぁんも復職すれば、そこの組合員。しかしタカユキが鳩のヒナのことで開田組のチンピラにインネンをつけられたことを知ったジュンは、敢然とチンピラの本拠へ乗り込んでタカユキを救った。

待遇良いんだよ。だから、朝鮮人は朝鮮に帰った方が良いだろう？どうせ貧乏なんだしよとサンキチが言うと、そうだな、今より貧乏になりようがないしなとタカユキも笑う。トランジスタの部品の自動選別機など、女工が働く様子を見て回るジュンたち。

初任給が1万数千円くらいだった時代の120円である。説得がうまくいった克己は、上機嫌でジュンのところへ来てスーパーマン（野田先生のあだ名）が褒めていたと、自分の気持ちを込めて言う。乳も出ないし、ミルク代5000円もかかるんだってとジュンに愚痴をこぼす。

母が飲み屋で働き始めたのを目の当たりにして、同じく修学旅行に行かなかったリスちゃんというの級友に誘われるまま、ディスコ？で踊る。