田や海河の生贄となつた、処女の伝説が這入りこんで来ると、切りこまれたのは、若い女。
其結果、河を名とする処から、河童の本拠を河その他淡水のありかと思うて来た考へが、壊れて了うた。
木津(現在の)に入学する。
藁人形の変化だからと言ふのである。
間もなく折口の下へ春洋の訃報が届いた。 折口は「天皇」について考え抜いた稀有な表現者だった。
(新字旧仮名、作品ID:46314)• (新字旧仮名、作品ID:47703)• (新字旧仮名、作品ID:47790)• ここで折口が呪言といっているのは、厳密な意味では神の発する言葉である。 平安朝以後、低い神々は、心から馬を羨望して居た。
安藤礼二 『折口信夫』 講談社、2014年。