ネアンデルタール人の遺伝子と重症化──コロナ世界最前線（7）
そして、機能が非常に重要性なので、数万年という自然選択を受けてもほとんど変わらずに高頻度で残っていたと考えた。 俺は科学を装った人種浄化や民族浄化を心配している。 あなたの支援で生まれた記事が、暮らしや社会を変えていきます。
そして、機能が非常に重要性なので、数万年という自然選択を受けてもほとんど変わらずに高頻度で残っていたと考えた。 俺は科学を装った人種浄化や民族浄化を心配している。 あなたの支援で生まれた記事が、暮らしや社会を変えていきます。
飯村教授は17年、李助教らとともに、HIV治療薬の標的分子である「CCR5」という遺伝子が骨の代謝も調節していることを解明。 2章 自己の視点のおかしさ ペーボ教授とZeberg教授は、 2つのグループが出会った約6万年前に、南欧で発見された1人と血縁関係のあるネアンデルタール人が、このDNA領域を 現生人類にもたらしたと結論づけました。 ヴァンダービルト大学の遺伝子学者であるトニー・カプラ氏は「ネアンデルタール人のDNAは、もともとは4万年以上前に存在していた別のウイルスに対する免疫をつかさどっていたかもしれません」と述べました。
4
これに対し、ネアンデルタール人の遺伝情報の関与が指摘されているのは免疫反応の段階というわけだ。 2節 人種の否定 生物学者の一部は人種は存在しないと発言した。 もしかすると自分は、とんでもない勘違いをしていたのではないか？ そう思った筆者は大慌てで、再度、このトピックの調査を始めた。
新型ウイルスSARS-CoV-2は、2019年末に初めて確認されてから、感染した人々にさまざまな影響を与えています。 だが、世界の研究者が多面的な切り口で相関関係を指摘するのは、治療薬の開発に欠かせない道程なのだ。 危機を克服する新人 大きな転換点は5万年から4万年前のことです。
14
この分布は、新型コロナの死者数が東アジアで少ない半面、欧米やインドなどでケタ違いに多い実態と符合する。 ではネアンデルタール人に由来し新型コロナの重症化に関係する遺伝子は、現代では世界のどこで多く見られるのでしょうか。
17
そして、このことは過去に自然選択の影響を受けた可能性があることが示唆されます。
17