感染性心内膜炎では、血液中に侵入した病原体が主に心臓の弁などの心臓の構造物に付着して、 ゆうぜい と呼ばれる塊を形成します。
内視鏡検査および内視鏡的治療• また、感染が広がり血管の一部の壁が薄くなる、動脈瘤という合併症もあります。
N Eng J Med 345、 1318-1320、 2001• 脾腫など 心症状• Clin Infect Dis。 しばしば、あるいは処置などにより、循環血液中に細菌が侵入すること()が契機となる。 弁は、心臓のなかの血液の逆流を防ぎ、血液をスムーズに流すための役割を担っています。
19弁の破壊の程度は強く、また、敗血症に発展することも多い。
腎塞栓• このような治療でもコントロールできない場合や心不全が悪化する場合などには、手術も検討されます。 微生物学的所見: 血液培養陽性であるが上記の大基準を満たさない場合、または感染性心内膜炎として矛盾のない活動性炎症の血清学的証拠• いずれも出現頻度は高くありませんが、出現した際には感染性心内膜炎を強く疑うものです。 素因: 素因となる心疾患または静注薬物常用• 可動性のある 10mm 以上の疣腫の増大傾向• 眼瞼結膜、峡部粘膜、四肢に点状出血がみられます()。
この激しく動く心臓の弁や、心膜の小さな傷や破損箇所に、例えば皮膚の切り傷にばい菌が付くように、血液に入ってきた細菌がくっついてしまって「巣」を作ってしまうことがまれにあります。 感染性心内膜炎の頻度は、年間100万人に10~50人 男女比は1. また ゆうぜい は非常にもろいため、はがれ落ちて全身の動脈に詰まることがあり、脳の動脈が影響を受けると、眼球結膜では眼球や眼底に出血斑といったように、栄養を受けている臓器にさまざまな症状が出現するようになります。 さらに、4~5日間連続の発熱により全身の倦怠感、食欲の低下、体重の減少などが認められ、併せて息切れや呼吸困難などの心不全症状が認められた場合は、感染性心内膜炎を疑い、主治医もしくは循環器専門医に相談することが大切です。
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