一方、アメリカは近年、宇宙開発を急速に進める中国への警戒感を強めています。 なぜなら、小惑星探査機『はやぶさ2』が3億キロ離れた小惑星からサンプルを持って帰ってくるからだ」とした。 地球には厚い大気の層があり、星や銀河などからの光や電波を届きにくくしている。
1月の裏側に着陸するには高い技術が必要だが、特別な軌道上に通信衛星を投入する技術も、非常に高度なのだという。 (サイエンスライター・上浪春海). さらに、嫦娥五号が試料を採取したリュムケル山周辺は、いまから12~13億年前に起きた大規模な火山活動の結果できた場所だと考えられている。 ということは、地球から電波で指示を出すことも、探査機や月面車が観測した月の裏側のデータを送ってくることもできない。
6嫦娥五号は、地球と月を往復する間の軌道変更などを担う「周回機」、採取した試料を大気圏再突入時の熱から守り、地上に届ける「回収カプセル」、月面に着陸し試料を採取する「着陸機」、そして試料を載せて月から離陸するための「上昇機」の4つのモジュールから構成されている。 中国国家宇宙局は、先月24日に打ち上げ、今月1日に月面に着陸した無人探査機「嫦娥5号」が月で採取した岩石などのサンプルを収めたカプセルが17日未明、内陸部の内モンゴル自治区に着地したと発表しました。
月の探査をめぐっては、月を周回する新たな宇宙ステーションを建設するとともに、月面に再び宇宙飛行士を送るアメリカ主導の「アルテミス計画」に日本も参加するなど、国際的な競争が加速しています。 火星への接近については、去年打ち上げに成功、このあと、2、3か月後の着陸の成功を目指すということです。 今後2日かけて月の土壌サンプル約2キロを採取し、12月中旬に地球に帰還することを目指している。
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