生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい 01

迂闊過ぎませんかね？結果的には良い輸送隊のようですので大事には至っていない。

ひび割れそうだった喉は潤い、関節は滑らかに、血の巡りが良くなり、頭痛は溶けるように消えていく。それらに感心したり、ワクワクしたり、くすっと笑ったりしながら、楽しく読み進める事が出来るのではないでしょうか。ただし、200年の眠りから覚めて浦島太郎状態になるところから物語が始まる。

そういったことを通じ、この都市で居場所を見つける事が出来たマリエラは、迷宮を倒す事を悲願として戦い続けてきた辺境伯爵家など、さまざまな人々の願い、思い、思惑が入り交じるなかで、錬金術師である事を隠し、穏やかに暮らしていく事ができるのでしょうか。

マリエラの心は、「このまま錬金術師である事を隠し続けていいのだろうか」と揺れ動きます。その後はますます転落していき、借に落ちてしまう。

一旗挙げたい下級貴族の末子や、食い詰めた貧村の三男、腕に覚えのある冒険者、彼らを相手にする商売人がエンダルジア王国に集まった。ゲホッ、ゴホッゴホ、カハッ息がくるしい、酸素が足りなくて頭がガンガン痛む。しかし、主人公は危機管理能力が非情に乏しい。

国土は狭く開拓の余地も少なかったけれど、大地は豊穣で国民に十分な恵をくれた。

著者のの原兎太出版日 2018-09-01 弟子と同じく仮死の魔法陣でうっかり寝過ごした師匠は、200年前と変わらない豪快さ。しかし、醜い部分を怖れなく書けていたことは評価したい。

ついでにポーションを買われる。

あくまで普通の生活を望む彼女は、それを回避するために行動していきます。人の良い薬屋の指摘で大事には至っていない。無駄な含蓄もどきな文章にイライラしっぱなし。