何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言いますが、度を超えてまじめに見える、 優等生のように振る舞う態度が他人からの反感を買っていると考えられます。 また、「品行」という言葉の意味をきちんと押さえ、正しく使いこなせるようにしましょう。
10著書に、『漢字の使い分けときあかし辞典』(研究社)、『漢和辞典的に申しますと。 「品行方正な人はつまらない」と言われることも 「品行方正な人」は一般には褒め言葉として用いられ、具体的には次のような人を指します。 もちろん、つらい・苦しいと感じる時は彼らにもあります。
8行動だけなく、生徒の心の成長にも言及した校訓と言えるでしょう。 例えば、「あそこの家の子供は遊びに誘っても全く付き合おうとしないし、勉強ばかりで、本当に品行方正なお坊ちゃまだ」という使い方をすることがありますが、この場では行いの正しさを褒めるというよりは、からかいも気持ちを込めて用いています。 あなたがこのように言われることがある場合は周囲の人との関わり方を見直して、真面目に取り組むべき時とリラックスしてコミュニケーションを楽しむところを意識するようにしたほうが良いです。
最近では、こんな使われ方も もともとの意味としては、まじめで爽やか、 後ろめたいことがなく優等生的な振る舞いを指すのですが、最近では逆説的にとらえて、 マイナスイメージとして使用する場合があります。 つまり自分の言動に対して清廉潔白でいるように心がけることはありますが、「品行方正でいるように心がける」といった使い方はしません。 私は役人ではないので「面白くも可笑しくも無い品行方正」の道は選ばず、ひたすら「面白いが、人目を憚る素行不良」の道を歩んで来た。
11しっかしま、本人には「面白おかしい」道だったが、「素行不良」には世間様が白い眼を剥く。 類義語には「清廉潔白」「規行矩歩」「危言危行」「四角四面」など語があり、いずれも人の性質や性格などについて表現するときに使われます。
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