平成29年4月末には、織田絆誠元若頭代行 現・絆會会長 らが離脱するという神戸山口組の内部分裂が起き、組織の立て直しが喫緊の課題となる中、7月には池田組長が神戸山口組舎弟頭を退任。 犯人の乗った車両は、一方通行を逆走して西方面へ逃走した。 ネット上では、「どうせ逮捕されるのなら、金澤若頭は次の事件を起こすのではないか」「拳銃を所持して逃走しているらしいし、ほかの幹部を狙っているのではないか」などという物騒な噂が一時話題となったが、そういった事件も起きていない。
13「4年前に死亡した髙木若頭の事件のときと、まったく同じだ。 一見、繁華街からヤクザが消えた光景に映るかもしれないが、実際は姿を隠して経済活動を続けている。
10遺族や池田組長、前谷若頭をはじめ、神戸山口組からも山本彰彦若頭補佐 二代目木村會会長=愛媛 らが参列。
13特定抗争指定の効力が発生した直後も、組員5人以上が集結しないか兼一会周辺を監視しとったくらいやからな」 前出・地元記者 植野会長は5月8日に保釈され、現場復帰を果たしたが、今後は分裂抗争とともに、法廷闘争にも臨むことになりそうだ。 それに加えてのコロナ禍で、長期化するかと思われていた山口組分裂問題だが、ここに来て少しずつだが、異変とおぼしき動きが出てきている。 いつどこに現れるのか、発砲するならどこから狙うのかなど、計画を立てるための偵察も含めて、全国指名手配の身では、容易に事件を起こすことができないのではないかと、この関係者は指摘しているわけだ。